人はすぐには変われない
表題の通りです。
人は、すぐに変わる事はできません。
仕事等でしたら、比較的すぐ変わる事ができますが、性格なんてものはすぐに変わるものではありません。
にも拘らず異性と付き合ったりすると、相手から
『ここを変えてほしい』
『ここをこうした方が良い』
と、欠点を指摘される訳です。
その指摘に対して、私等でしたら
『指摘されんでも分かってるっちゅうねん!』
と思いながら
『せやな~、頑張るわー』
と言う訳です。
でも、世の中の人達は指摘に対してすぐ改善しようと必死に努力する人達もいます。
でも、そういう人達は<改善>なんて言葉は使いません。
<折れる>または<折れた>と表現する訳です。
<折れる>ってしんどいんですよね。
<折れる>事によって、相手は改善してくれたと錯覚を起こしてくれますけれども。
折れてるだけなんでね、どこかで歪みが生まれる訳ですよ。
その結果、喧嘩が頻発したり何でもない事でイライラしたりする訳です。
私は、喧嘩もイライラもしたくないんでね。
<折れる>って事はしないです。
折れるのではなく、相手が望む方向に少しずつ曲げていく。
<折れる>:即効性はあるが、ストレスが大きい
<曲げる>:ゆっくり少しずつ(年単位)、ストレスも少ない
こちらの方が私にとっては楽です。
それに、相手から指摘された欠点をすぐ改善した場合、相手にも同じものを求めそうな気がしましてね。
『私はすぐに変わったんだから、貴女もすぐに変わってね』
これって、相手がしんどいと思うんですよね。
人というのは、自分の事は棚に上げておいて相手を責めるものなんでね。
だから、相手に同じものを求めるのは間違ってる様な気がします。
それに対して、3年とか5年とか長いスパンで少しずつ相手の望む方向に曲げていった場合、やっぱり楽なんですよね。
相手に同じものを求めたとしても
『私も少しずつ変わっていくから、貴女も少しずつで大丈夫だよ。』
って言われる方が、相手も気が楽だと思います。
少なくとも、私は相手からその様に言われたら楽に感じます。
すぐに折れようとする人には
『すぐになんて変わらんでいいよ。ゆっくり変えていこう。そっちの方が楽だよ』
と、言ってみる。
それだけで、気持ちも楽になる。
世の中は物凄い勢いで成長しているから、それに合わせるかの如く努力してしまいますけれどもね。
人間の性格くらい、ゆ~っくり変えてもバチは当たりませんよ。